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バルバレスコ村で出会った奇跡。
あの日、私が見たものは、本当に“葡萄畑”だけだったのか?
帰って一週間になるのに、何か眠れないのは・・・・もしかしたら時差ボケではないかもしれない。
あの畑を見てしまった事が原因なのかも。
そう思えるほどの衝撃でした。

興味があったluca roagnaの葡萄畑に行けたのは、本当に堀江さんのお陰でした。
私は多分、恐らく、きっと。
人生観が変わる様な時間を過ごしたと思っています。それを実感するのはこれからかな。
正直、今も頭の整理がついていません。
luca roagnaの存在を知って、このブログに書いたのは確か2月?の事だったか。
100年以上前から化学肥料はもちろん、有機の肥料も与えたことが無い畑での生産をし、
長期熟成が必要な品種を、本当の個性を発揮できる前に消費して誤った評価を下される事に生産者としての責任を感じ、バローロやバルバレスコの様な、長い熟成の末やっとその真価を発揮するような品種のワインを、飲みごろ(10年余)まで熟成させ、リリースしている・・・・・という事を知った時でした。ワインを10年自分で熟成させるなんて、物凄い量です。(これは後日談ですが、二十万本が眠っていました。)しかも、売ればお金になるものを売らないポリシー。
ワインとジャガイモの熟成期間の長さ、というのは横においても。
熟成の後、自分の責任下において味を仕上げ、自分がその味に納得して、初めて消費者に手渡す。
これは、私達の農場のジャガイモに対する考え方と、全く同じなのです。
だからこそ、ウチのお芋は、7カ月熟成の後に初めて出荷出来る品種が存在するし、味のピークが過ぎて販売するなどあり得ない。
今食べて一番美味しい。それが全てだと思っているのです。
秋、9月に収穫し、7か月熟成で納得出来る味に仕上がる品種。
それを、新ジャガで販売しても、美味しいわけがないでしょう?
また、熟成のピークを外れたお芋は?
・・・・・・・・私にとって、もはやそれは、何の興味もない、ただのお芋の抜けがらになってしまっているのです。
そんな光景を見ると、そのお芋が可哀想になってしまう・・・。
もっと美味しい時がある筈なのに。
それを食べた消費者、「この品種は美味しくない。」そう判断するでしょう。
そして、それを食べた消費者は、味の仕上がっていないお芋に、一食が台無しに。
生産者が味に責任を持つ事はとても大切な事です。
ただ、お芋もワインも熟成期間を持つ事で、収入が遅れる事や、熟成保管中のトラブル等、リスクが大変高くなる事は間違いないのですよ。
でも、luca roagnaさんは、それを行っていて、しかもなんと、100年以上前から化学肥料はもちろん、有機の肥料も与えたことが無い畑での生産をしている。
これは日本ではあり得ません。
そもそも、先進国で存在する事が、奇跡なのです。
農薬や化学肥料が出現した時に、そのすべてを拒否したroagna家。
そして、それ以前に、有機肥料さえも使わなかったroagna家の歴史。
一体そこに、どんな現実があったのでしょう。
堀ジュンがピエモンテで知り合いに聞いても、名前は知っても生産内容については詳しく知らない人が多かった様なのですが、その出荷のほとんどは海外だそうで・・・。
でも、日本で、世界で、多くの人間がこの畑の存在が知ったら、ここは一体どうなるんだろう。
でも、何も変わる訳はない。
踊らされないからこそ、roagna家の今が存在するのだから。
でも。
何が良くて何が悪いのか。今、日本には根拠無く、自然食やマクロビオティックなど、ある意味、ブランド?に踊らされてしまう世界が存在していて・・・・・。
そして、そこに嫌なお金の匂いを嗅ぎつけて群がる、黒くて悪い、真っ黒くろすけもいっぱいいる。
流通が絡んで酷い金額になったりする。
日本でその切り口で売ろうと思えば、彼のワインは普通の価格では買えなくなる程、高騰する筈です。事実、日本にはそんな間違った世界が沢山存在すると思う。
でも。
イタリアには、自然栽培である事に付加価値を置かない、そんな世界があった・・・・私は、本当に畑で笑ってしまいました。
今、日本では、自然栽培がにわかに脚光を浴びていますが、青森の木村さんにおいてもその歴史は一代目に当たる訳で、そこには色々な人が集まっています。
でも、、正直、無施肥の100年以上後の果樹園の世界・・・・私達は、木村さんの畑でそれを見る事は出来ないのです。そして、その結果を誰も知らない。
でも。
あそこには、存在したんですよ。百年後の世界が。
そして、百年の知識もあるでしょう。あそこには。
私は畑を歩いていて思ったんですよ・・・。
人間って、なんて無知で愚かなんだろう、って。
自分の生きている世界が全てだと信じて、欲を追う。
どんな生き物も、自然にも、時間にも、勝てはしないのにね。
10年後の未来も大切だけど、欲にとらわれずに、今の足元をしっかり見て歩く事がどんなに大切か。
そんな事を思いながら人間の無知が、欲が、愚かで、おかしくて、
あの畑が存在する奇跡。
足元を見て、理念を持って畑を守ったroagna家と、小さな世界で欲に踊らされる日本人たち。
草原の様な生態系の保たれた畑で、私が見たものは、葡萄畑だけだはなかった筈。
何故かしら、ふと、猿の惑星のラストシーンに出てくる、砂に埋もれた「自由の女神」が思いだされました。
原始に戻ったようなナチュラルな無施肥の世界に、滅びゆく愚かな人間の両方を見たんですね、きっと。
さて。
愚かな人間の行く末は・・・?
この畑を見ている間、本当に日差しが強くて暑かったのだけど・・・・。
私は、ずっと、鳥肌が立っていたのでした。
写真は追ってUPします。
※TOPの写真をどれにしようか迷いましたが、ふと、やまけんさんが、写真はブログの横幅に合わせるのが限界だから、縦撮りなら大きく載せられると言っていたのを思い出して、私のブログ初、大きいサイズに挑戦しました。
この畑の様子は、じっくり見て頂けると嬉しいです。
帰って一週間になるのに、何か眠れないのは・・・・もしかしたら時差ボケではないかもしれない。
あの畑を見てしまった事が原因なのかも。
そう思えるほどの衝撃でした。

興味があったluca roagnaの葡萄畑に行けたのは、本当に堀江さんのお陰でした。
私は多分、恐らく、きっと。
人生観が変わる様な時間を過ごしたと思っています。それを実感するのはこれからかな。
正直、今も頭の整理がついていません。
luca roagnaの存在を知って、このブログに書いたのは確か2月?の事だったか。
100年以上前から化学肥料はもちろん、有機の肥料も与えたことが無い畑での生産をし、
長期熟成が必要な品種を、本当の個性を発揮できる前に消費して誤った評価を下される事に生産者としての責任を感じ、バローロやバルバレスコの様な、長い熟成の末やっとその真価を発揮するような品種のワインを、飲みごろ(10年余)まで熟成させ、リリースしている・・・・・という事を知った時でした。ワインを10年自分で熟成させるなんて、物凄い量です。(これは後日談ですが、二十万本が眠っていました。)しかも、売ればお金になるものを売らないポリシー。
ワインとジャガイモの熟成期間の長さ、というのは横においても。
熟成の後、自分の責任下において味を仕上げ、自分がその味に納得して、初めて消費者に手渡す。
これは、私達の農場のジャガイモに対する考え方と、全く同じなのです。
だからこそ、ウチのお芋は、7カ月熟成の後に初めて出荷出来る品種が存在するし、味のピークが過ぎて販売するなどあり得ない。
今食べて一番美味しい。それが全てだと思っているのです。
秋、9月に収穫し、7か月熟成で納得出来る味に仕上がる品種。
それを、新ジャガで販売しても、美味しいわけがないでしょう?
また、熟成のピークを外れたお芋は?
・・・・・・・・私にとって、もはやそれは、何の興味もない、ただのお芋の抜けがらになってしまっているのです。
そんな光景を見ると、そのお芋が可哀想になってしまう・・・。
もっと美味しい時がある筈なのに。
それを食べた消費者、「この品種は美味しくない。」そう判断するでしょう。
そして、それを食べた消費者は、味の仕上がっていないお芋に、一食が台無しに。
生産者が味に責任を持つ事はとても大切な事です。
ただ、お芋もワインも熟成期間を持つ事で、収入が遅れる事や、熟成保管中のトラブル等、リスクが大変高くなる事は間違いないのですよ。
でも、luca roagnaさんは、それを行っていて、しかもなんと、100年以上前から化学肥料はもちろん、有機の肥料も与えたことが無い畑での生産をしている。
これは日本ではあり得ません。
そもそも、先進国で存在する事が、奇跡なのです。
農薬や化学肥料が出現した時に、そのすべてを拒否したroagna家。
そして、それ以前に、有機肥料さえも使わなかったroagna家の歴史。
一体そこに、どんな現実があったのでしょう。
堀ジュンがピエモンテで知り合いに聞いても、名前は知っても生産内容については詳しく知らない人が多かった様なのですが、その出荷のほとんどは海外だそうで・・・。
でも、日本で、世界で、多くの人間がこの畑の存在が知ったら、ここは一体どうなるんだろう。
でも、何も変わる訳はない。
踊らされないからこそ、roagna家の今が存在するのだから。
でも。
何が良くて何が悪いのか。今、日本には根拠無く、自然食やマクロビオティックなど、ある意味、ブランド?に踊らされてしまう世界が存在していて・・・・・。
そして、そこに嫌なお金の匂いを嗅ぎつけて群がる、黒くて悪い、真っ黒くろすけもいっぱいいる。
流通が絡んで酷い金額になったりする。
日本でその切り口で売ろうと思えば、彼のワインは普通の価格では買えなくなる程、高騰する筈です。事実、日本にはそんな間違った世界が沢山存在すると思う。
でも。
イタリアには、自然栽培である事に付加価値を置かない、そんな世界があった・・・・私は、本当に畑で笑ってしまいました。
今、日本では、自然栽培がにわかに脚光を浴びていますが、青森の木村さんにおいてもその歴史は一代目に当たる訳で、そこには色々な人が集まっています。
でも、、正直、無施肥の100年以上後の果樹園の世界・・・・私達は、木村さんの畑でそれを見る事は出来ないのです。そして、その結果を誰も知らない。
でも。
あそこには、存在したんですよ。百年後の世界が。
そして、百年の知識もあるでしょう。あそこには。
私は畑を歩いていて思ったんですよ・・・。
人間って、なんて無知で愚かなんだろう、って。
自分の生きている世界が全てだと信じて、欲を追う。
どんな生き物も、自然にも、時間にも、勝てはしないのにね。
10年後の未来も大切だけど、欲にとらわれずに、今の足元をしっかり見て歩く事がどんなに大切か。
そんな事を思いながら人間の無知が、欲が、愚かで、おかしくて、
あの畑が存在する奇跡。
足元を見て、理念を持って畑を守ったroagna家と、小さな世界で欲に踊らされる日本人たち。
草原の様な生態系の保たれた畑で、私が見たものは、葡萄畑だけだはなかった筈。
何故かしら、ふと、猿の惑星のラストシーンに出てくる、砂に埋もれた「自由の女神」が思いだされました。
原始に戻ったようなナチュラルな無施肥の世界に、滅びゆく愚かな人間の両方を見たんですね、きっと。
さて。
愚かな人間の行く末は・・・?
この畑を見ている間、本当に日差しが強くて暑かったのだけど・・・・。
私は、ずっと、鳥肌が立っていたのでした。
写真は追ってUPします。
※TOPの写真をどれにしようか迷いましたが、ふと、やまけんさんが、写真はブログの横幅に合わせるのが限界だから、縦撮りなら大きく載せられると言っていたのを思い出して、私のブログ初、大きいサイズに挑戦しました。
この畑の様子は、じっくり見て頂けると嬉しいです。
2件のコメント
[C1157]
- 2009-07-04
- 編集
[C1163] 羽田の玉ちゃんさんへ
きちんと熟成させたら美味しくなる品種かもしれませんね。
私もむかーし、昔、北むらさきとインカパープルを食べてこんなに美味しくない食べ物が世の中にあったのか・・・、と驚いた事がありますが、新ジャガで頂いたのでしかたないですよね。
今思い出すと、本当に無知だったと笑ってしまいます。
私はいつまでたっても素人で・・・。本なんてとんでもないです。
私もむかーし、昔、北むらさきとインカパープルを食べてこんなに美味しくない食べ物が世の中にあったのか・・・、と驚いた事がありますが、新ジャガで頂いたのでしかたないですよね。
今思い出すと、本当に無知だったと笑ってしまいます。
私はいつまでたっても素人で・・・。本なんてとんでもないです。
- 2009-07-07
- 編集
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本にしていただいたら、即購入ま〜す。
新品種を栽培して食べたら、自分が思っていた味でなかった
ので文句を言っています。じゃがいもに可愛そうなことさせて
います。